近年、世界的な潮流として人的資本の情報開示を求める動きが高まり、ESG投資の拡大とともに人的資本の重要性が見直されてきました。
国内でも、企業による人的資本への投資は、企業価値の向上を通して継続事業体としての持続可能性を強化するものと考えられ、注目を集めています。
この度山口重工業株式会社は、2023年10月24日に、AA1000AS v3(※1)に基づく人的資本に関する情報開示の国際的なガイドラインである「ISO 30414」(※2)の認証を取得いたしました。
これは建築業界では世界初となります。(※3)
また、この取得に際し、当社の人的資本経営についての考え方や取組みを紹介する「Human Capital Report 2022」を作成いたしました。
当社は1949年の創業から、多くの方々の支えのおかげで70年以上の歴史と実績を積み重ねることができました。
それには会社の存在を支える「人財」の存在が欠かせません。
人は減少する「資源」ではなく、機会を得て成長しその付加価値を高め、会社と社会に資産と利益をもたらし、成長に貢献しうる「資本」である。この考えのもと、企業価値とエンゲージメントを向上させていく人的資本経営に取り組んでまいります。
※1:AA1000AS v3
サステナビリティレポートを中立的な立場で監査し、顧客及びステークホルダーに対する組織の取り組み及び公開された環境・社会・ガバナンス等の情報の信頼性を評価するための国際的な保証基準。
※2:ISO 30414
2018年12月に国際標準化機構(ISO)が発表した人的資本の情報開示のためのガイドライン。人的資本に関するデータ収集、測定、分析及び報告に関する指針を定めたもので、重要かつ組織の成長に不可欠な情報について、11のエリア及び58の具体的かつ定量的な測定基準が示されています。
※3:2023年10月現在(BSIグループジャパン株式会社調べによる)
「Human Capital Report 2022」:https://www.yamakou.co.jp/wpcms/wp-content/uploads/2024/01/27b2fe0ba09d741fa9d7644e05cdaa20.pdf